賃貸DIY・木登りを見たいから2×4材と綿ロープのキャットポール

2024年9月25日

我が家の猫は木登りできるのか?できるのなら見てみたい。

もし木登りをしなくても、爪とぎになればいいかと思いキャットポールを作りました。

運動不足の解消と爪とぎ

一日に何度かキャットタワーで遊んだり昼寝をしていますが、互い違いの狭いステップにもかかわらずスムーズに上り下りしています。これではあまり運動にならない気がしてきました。木登りもできたら運動量が増えそうです。

そして、爪とぎもできれば一石二鳥です。
猫によって、爪とぎの素材や体勢の好みが違うようですが、我が家の猫は、一般的な段ボール製の床置きの爪とぎはどうもしっくりこないようです。時々、壁や柱に伸び上がって、爪とぎをしたそうな素振りを見せていました。
キャットポールを設置してからは、立ち上がって爪とぎが出来るようになったため、壁や柱で爪とぎをしようとすることはなくなりました。

キャットポールを自作する

設置場所は、キャットタワーとキャットウォークを設置してある和室の出入口の側です。人間の生活の邪魔にならずにキャットポールを設置できる場所は、もうここ一か所しかありませんが、ここは下がり天井になっていて天井の強度の心配はありません。

DIYパーツを使えば簡単に柱を立てることができます。しかも柱にロープを巻くだけなので、これまでの日曜大工の中で一番簡単に作ることができそうです。

形や作業の順番をイメージする

・2×4材の柱に綿ロープを巻く。
・柱の下部は、畳の上に補助板を敷く。
・DIYパーツを使って2×4材の柱を立てる。
・柱の上部に建具の上枠を利用してステップを作る。

補助板
DIYパーツを使って2×4材を突っ張るには畳では安定性に欠けるため、補助板を敷くことにしました。

綿ロープ
以前、麻紐を使ったクラフトで細かいクズが出たことを思い出し、素材は綿のものを使うことにしました。

ロープの形状には、一般的な撚ったものと、撚った糸を組んだ組紐のようなものがあり、組紐のほうが、よじれにくく凹凸も少なくて綺麗です。

一般的な麻縄と比べると若干値段が張りますが、組紐タイプの金剛打の綿ロープを使うことにしました。

寸法を決める

柱の長さ
2×4材は、天井までの高さからDIYパーツ分と補助板の厚さ分を短くします。
各DIYパーツのサイズは、ラブリコ95mm/ウォリスト60mm/ディアウォール45mmですが、ある程度は許容範囲があるので数mmの誤差は気にしなくても大丈夫です。

ロープの長さ
床から天井までロープを巻きたいのですが、どのくらいの長さが必要かわかりません。巻きながら考えることにしました。

道具と材料を揃える

道具やパーツはネットで買うこともありますが、木材だけは実物を見て購入するようにしています。
なるべく節がなく反りや捻じれがないものを選ぶようにしていますが、それでも購入した2×4材の捻じれがひどくて、柱に使えなかったことがありました。今回はそれを使います。
材料費に含めています。

道具

採寸:メジャー、さしがね、水平器
切断:のこぎり、カッターナイフ、はさみ
接合:ドライバセット
加工:やすり、ホビーかんな
ホビーかんなは、とても便利でおすすめです。

材料(単位は特に記載がない場合はmmです。)

綿ロープ
・綿金剛打6mm×20mを2巻。
DIYパーツ
・ラブリコ2×4アジャスター通常タイプを1個
2×4材
・8F(2430)を1本(柱)
1×6材
・3F(900)を1本(補助板とステップ)
小割材(パイン)
・18×18×85を1本(ステップの支え)
脱走防止扉を作った時の端材です。
L字金具
・9×25×25を2個(補助板用)
コーススレッド
・軸細コーススレッド3.3×35(ステップの支え取り付け用)
脱走防止扉を作った時の余りです。
カーペット
・91cm幅×150mm(ステップの滑り止め)
両面テープ
(カーペットの貼り付け)

材料費は合計4,148円でした。
当時(2018年)の消費税8%込みの金額です。

作業にとりかかる

6畳の和室は、飼い主の寝室というより、だいぶ猫の部屋になってきました。そしてレジャーシートを敷けば、いつでも作業場所に早変わりです。

今回は、これまでで一番簡単だと思っていましたが、柱にロープを巻き付ける作業は、かなりの重労働でした。緩まないように常に力をいれながら巻きつけないといけません。そして、途中で手を離すとロープが緩んでしまいます。

いつも通り午前8:00から作業を開始して、1時間くらいで終わるかと思っていましたが、終わったのは午前12:00です。ロープ巻きに疲れて休憩、飽きて休憩で、実働3時間ほどで完成しました。

どこまでこだわるか

当初、床から天井まで柱の全面にロープを巻く予定でしたが、20mを2巻ではとても足りませんでした。爪とぎ部分だけしっかり巻いて、その上は、登るための足場として、間隔をあけてロープを巻きました。
全面に巻くには全部で5巻(100m)くらいは必要になりそうです。

登ります!爪とぎもします!機能的には、これで問題なさそうです。

しかし、なんだか貧相です。やっぱり、柱の全面にロープを巻きたいのですが、綿金剛打のロープは少々お高めです。さらに、ロープを巻き付ける作業は重労働で、真冬に窓を開け放して作業していても汗だくになりました。

手間をかけるか、お金をかけるか悩むのではなく、両方かかるのです。
綿ロープが切れたら、次はもう少し安価なロープを柱の全面に巻こうと考えていますが、金剛打の綿ロープは丈夫でなかなか切れません。

頻繁に爪とぎをする箇所は繊維が毛羽立ってきて、余計に貧相に見えますが、ロープをほどいて、毛羽立っている部分が内側にくるように巻き直すだけで綺麗になります。
設置してから1年後に巻き直して、そろそろ2年目の巻き直し時期ですが、まだまだロープは交換せず巻き直すだけで使えそうです。

それでも自作しようと思うなら

3時間ロープと格闘したキャットポールの作業工程をご紹介しています。
お役に立てば幸いです。
麻縄を使用すれば、同じくらいの予算で柱の全面にロープを巻くことが出来そうです。

お買い物(外部リンク | Amazon)
2×4材の柱を立てるためのDIYパーツ ラブリコ
脱走防止扉を作った時に買った 軸細コーススレッド3.3×35
ほつれにくい組紐タイプの綿ロープ 綿金剛打6mm×20