我が家の猫・飼い主のための毎月の健康診断

毎月1回、動物病院へ連れて行きます。体重を計って、ノミ・ダニ・寄生虫の駆除薬をもらって帰ります。

定期的に健康診断をしたり、かかりつけの動物病院をつくっておくことは重要ですが、毎月連れて行く必要はないかもしれません。
動物病院へ連れて行かれることがストレスになって、具合が悪くなってしまっては本末転倒です。

実は、動物病院へ連れていく目的は健康診断だけではありません。

猫を飼うのは初めてなので、何か気になることがあったとき、それが当たり前なのか、なにか重要なサインなのか判断できません。Webで調べたり、猫を飼っている知人に聞いたりもしますが、我が家の猫が実際どうなのかは動物病院の先生に診てもらい相談をしています。

私にとっては、月に一回、猫と向き合う大切な時間です。
動物病院に行くときには、お手製の外出バッグで抱っこして行きます。我が家の猫は私に抱っこされることが好きではなく、普段は数秒で逃げ出していくので、動物病院へ行く時は長く密着していられる幸せな時間です。

健康診断

体重を計って、聴診器をあてて、触診をして、口をみて、耳をみて…。あちこち丁寧に診てもらいますが、我が家の猫は特に抵抗もせず、ぼんやりしています。

数ヶ月に1回、肛門腺を絞ってもらいますが、このときだけは嫌がって逃れようとします。しかし、あっというまに処置してもって、あとはやっぱりぼんやりしています。

病院に慣れて落ち着いているのか、嫌すぎて固まっているのかわかりませんが、我慢強い良い猫です。

猫に関する相談

あくまでも我が家の猫のことなので、すべての猫にあてはまるものではないかもしれません。
ご参考までに、これまでの相談をご紹介します。

口臭と歯肉炎

最近、口臭が気になりますが、餌の匂いでしょうか?

歯茎が少し炎症を起こしています。老猫は歯周病で炎症を起こしたりしますが、まだ子猫なので歯周病の可能性は低いです。以前、猫カゼにかかっていたので、免疫力が未熟な子猫はそれが原因で歯肉炎を起こすことがあります。抗菌作用があるデンタルジェルを塗って、口腔内の善玉菌を増やす効果があるサプリメントを与えて様子をみてください。
以来、毎日歯磨きをして、サプリメントを与えています。いまではすっかりきれいになって、口臭もありません。

くしゃみとアレルギー

時々、くしゃみをするのですが、当たり前のことですか?

たまに1、2回くしゃみをする程度なら心配はいりません。しかし、立て続けにくしゃみをしたり、止まらなかったりする時は注意が必要です。特定の場所でくしゃみをするような場合は、何かアレルギーがあるかもしれません。くしゃみをしているときには、そのあたりに気を付けてみてあげてください。
週に1度くらい4、5回続けてくしゃみをすることがありますが、特に決まった場所ではありません。痒がったり鼻水が出たりすることもないので、いまのところは様子見です。

誤飲と排泄

おもちゃ/ビニール袋/輪ゴムを食べてしまったみたいです。大丈夫でしょうか?

毒性のないもの、内臓を傷つける可能性が低いものなら、少し様子をみましょう。嘔吐をして出てくる場合や便と一緒に排泄される場合があります。しかし、喉や腸に詰まってしまう場合もあるので、猫の様子をみながら、嘔吐が続く、食欲や元気がないなどの症状がある場合には、すぐに病院に連れてきてください。
およそ1週間くらいで便と一緒に排出されましたが、1回だけ排出されるまでに3~4か月間、体内に留まっていたことがありました。出来るかぎり誤飲しないように気を付けています。

おしり歩きと肛門腺絞り

お尻を擦りながら歩く時があります。お尻がかゆいのでしょうか?

肛門腺がたまってきてムズムズするのかもしれません。排便のときに肛門線も一緒に排出されますが、うまく排出されずにたまってくると、お尻が気持ち悪くて、しきりに舐めたり、お尻を擦りながら歩きます。肛門線がつまると炎症をおこしたり、破裂してしまうことがあります。おしりを気にしていたら、肛門腺がたまっていないかみてください。
おしり歩きを見たら、お尻を擦りつけていた場所の匂いを嗅いでみます。臭かったら、そろそろかなと思い、肛門腺絞りをします。あまり上手には絞れないので、3、4ヶ月に1回、動物病院で絞ってもらっています。

脱肛と便秘

肛門から粘膜が出て見える時があるのですが、痔ですか?

便秘の時などに力みすぎて粘膜が出てしまうことがありますが、時間が経てば戻るので心配はいりません。しかし、粘膜が出ているときに舐めすぎたり、お尻を擦りすぎると傷になることがあるので注意が必要です。脱肛したままずっと戻らない場合は、手術で切り取ることもあります。
排便の後や鳴き続けた後は、少し粘膜が飛び出てしまいます。5分くらいで戻り、傷になることもないのでいまのところは様子見です。念のため排便の後は確認も兼ねて、ノンアルコールのウエットティッシュでそっと粘膜を押し込むようにお尻を拭きます。

お金の話

動物病院の診察料や治療費は、それぞれの病院が自由に決めることができます。そして、全額負担です。
いろいろなペット保険がありますが、一般的に病気やケガの治療に対する保険なので、普段の健康診断や避妊手術などには適用されません。

我が家では、毎月、ノミ・ダニ・寄生虫の駆除薬をもらいます。3、4ヶ月に1回気になった時に肛門腺絞りをしてもらい、年に1回混合ワクチンを接種します。
我が家の猫が行く病院では、初回の診察料1,500円、以降は診察料500円、駆除薬1,700円、肛門腺絞り800円、4種混合ワクチン5,500円です。避妊手術は21,000円に術前の検査や術後の痛み止めなどを含めると約30,000円(+マイクロチップや猫エイズ検査、ワクチンなどは必要に応じて)です。あくまでもご参考までに。
その他に、サプリメントやデンタルジェルを動物病院で購入していますが、オンラインショップでも購入できます。

動物病院のサイトを見ると、料金表を提示している病院もあります。我が家の猫が行く動物病院は一般的な料金だと思います。
料金表を提示していない場合は、連れて行く前に電話で料金の目安を確認すると安心です。

猫にどこまでお金をかけるかは、ひとそれぞれです。お金をかけることと愛情を注ぐことは、必ずしもイコールではありません。私の場合は、猫に関する相談料と安心料だと考えています。
月に1回のデート代です。

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