賃貸DIY・脱走防止扉の取っ手
日曜大工初心者の初の大作、玄関の脱走防止扉ですが、初めに付けた取っ手は使い勝手が良くなかったため、後日付け直しました。
と言いつつ、現在の取っ手もイマイチですが…。
初めに付けた取っ手
両開きの自由蝶番を使って内外どちらにも開く扉にしたので、猫が扉を押して開けてしまわないように、室内側に取っ手をつけました。
打掛というのでしょうか…。
格子を作って余った18×18の小割材を長さ3cmほどに切って、柱に留めます。打掛の受けになります。
同じ18×18の小割材を長さ6cmほどに切ったものを扉に留めますが、ビス留め箇所は緩めに穴をあけて留めます。打掛の軸になります。
ビスの軸 < 穴 < ビスの頭
打掛の軸はゆるゆると動くので、これを回転させて打掛の受けに乗せます。
これで猫が室内側から扉を押しても開きません。人間は打掛の軸を上に回転させて押し開けるもしくは扉を手前に引いて開けます。
自由蝶番のバネが効いているので、猫が扉を手前に引いて開けることは出来ないはずです。
初めに付けた取っ手の誤算
いざ使い始めてみると、外に出る時は扉を少し手前に引けば軸が下がって、内外どちらにも開閉自由です。
外から帰った時は扉を押す(室内側に引く)だけなので、荷物を持っていても楽に開けることができます。
しかし、ひとつ面倒なことに気づきました。
外出時は扉の外に出てから、格子の間から手を入れて、下がっている軸を受けに乗せなければなりません。
そもそも、はじめは取っ手をつけることは考えておらず、作りながら猫が扉を押して開けてしまう可能性に気づいて、慌てて付けた取っ手なのです。
家族の要望
取っ手を付け直そうと考えていると、家族から要望が出てきました。
「バネの力で自動で閉まる両開きの扉」 が、勝手に閉まってしまうから危ないというのです。
苦労して取り付けて調整した自由蝶番ですが、ピンの位置を変えて自動で閉まらない両開きの扉にしました。
そこで、取っ手はかんぬきタイプにしました。
柱と扉の枠に穴を開け、軸を通します。
串団子状態です。
扉側の格子の間に出てくる軸に、18×18の小割材を短く切って取り付けて取っ手にしました。
これで、内外どちらからも掴んで開け閉めできます。
串団子の持ち手の部分が細くて掴みづらいので取っ手を付けた状態です。
家族からのさらなる要望
取っ手が小さすぎて掴みづらい!
そもそも、内から扉を押して開ける必要はない!
結果、内側の取っ手を大きくしました。
扉を開ける時は取っ手をスライドしてかんぬきを外し、閉めたらまた取っ手をスライドしてかんぬきをかける…。
「バネの力で自動で閉まる両開きの扉」 は、ただの面倒くさい片開きの扉になりました。
付け直した取っ手
柱と扉に穴を開け、軸を通します。
18×18の小割材で作った取っ手に、軸を通しボンドで接着します。
軸の長さは、取っ手をスライドして開けた状態の時に、軸が扉の枠から出ないギリギリの長さです。
取っ手をスライドして軸を抜き差しして、開け閉めします。
玄関側は、取っ手を長くすると柱にあたってしまうため、短めです。
飼い主の思惑
脱走防止扉を作ろうと形をイメージした時に、日曜大工初心者の夢は広がって「バネの力で自動で閉まる両開きの扉」にしようと思い立ちました。
外出時にドアを出てから忘れ物に気づいて部屋に戻る時、デリバリーで食べ物を頼んで一品ずつ受け取る時、やっぱり自動で閉まるほうが便利!
今は普通の片開きの扉として使っていますが、いつかまたもっと使いやすい取っ手に作り替えて、自由蝶番のバネを調整して自動で閉まるようにして、夢の脱走防止扉に戻したいと考えています。
もう文句は言わせない!