賃貸DIY・ついに完成!? 脱走防止扉
「ただいまー!」と玄関のドアを開けるとお出迎えをしてくれる猫を夢みて、脱走防止扉を作ったのは2018年11月。
完成直後に扉が歪んでいることに気づき、そのままもうじき丸3年…。
玄関にいても、飼い主が帰ってきた気配がすると、ドアが開く前に部屋に逃げてゆく猫も、もうじき丸3年…。
そろそろ補修をしようかと思い立って、取っ手の改良と歪みの補正をしました。
取っ手の改良
両開きの自由蝶番を使ったので、内外どちらにも開くことができバネの力で自動で閉まる扉…のはずでした。
しかし、猫が押し開けてしまっては困るので、ストッパーを兼ねた取っ手をつけました。
さらに家族からは、扉が勝手に閉まってしまうから危ないと苦情が出て…。
結局、自由蝶番のバネを緩めてただの片開きの扉として使っていました。
超強力磁石
せっかくの自由蝶番、やっぱり諦めきれず、ずっと考えていた超強力磁石を付けることにしました。
人間が開け閉めする際には負荷がかかり過ぎず、猫には開けることができない強さがあるかどうか、ここ1年くらい100円ショップに行くたびに超強力磁石を手に取って考えていました。
とりあえず買って試してみようと思うまでに1年…。
結論、もっと早くにやれば良かった。
作業工程
材料は、100均の超強力磁石2個入りを2つ。
当初、磁石を両面テープで貼り付けてみましたが木材に対しては粘着力が弱く、樹脂で貼り付けました。
道具は、磁石をはめ込む穴を彫るための彫刻刀と、樹脂(グルースティック)を溶かすためのグルーガン。
100円ショップで100円じゃない価格で買ったグルーガンです。
彫刻刀で、扉の枠に磁石をはめ込む穴を彫ります。
柱にも同じように穴を彫って、溶かした樹脂を流し込み磁石をはめ込みます。
さらに表面にも樹脂を塗ります。
表面に樹脂を塗る時は、多少の凸凹は気にせず厚めに塗って、あとからカッターナイフで削ります。
最後にライターで軽くあぶって溶かして、表面を滑らかにします。
柱と扉に丁度おさまって完璧だと思っていたら、彫りすぎたようで、柱の磁石と扉の磁石の間に隙間ができてしまい、期待していたほど引き合ってくれません。
ちょうど磁石1枚分の隙間なので、余っていた磁石を一枚つけてみたところ、ちょうどピッタリ!
しっかり引き合って、かつ開け閉めには問題ありません。
隙間の磁石は磁力でついているだけで接着していませんが、特に問題はなさそうです。
夢の脱走防止扉
自由蝶番のバネを調整して、内外どちらにも開くことができて、バネの力で自動で閉まる扉、本来の姿に戻します。
人間が開け閉めするには、さほど負荷は大きくないので問題なさそうです。
さらに隙間に1枚磁石を挟んだことで、バネの力で扉が閉まる時の扉の前後の動きが小さくなりました。
これで家族からも、危ないという苦情は出ないでしょう。
猫が開けてしまうことがないか、外から餌やおもちゃで釣ってみます。
我が家の猫は ぼんやり おっとりしているので、悲しそうに鳴くだけで、扉を開けようとしません。
開けることが出来るかどうかどころか、はなっから開ける気がないようです。
夢の脱走防止扉が、やっと完成です。
歪みの補正
完成直後に気づいてしまった扉の歪み。
内側から見ると左上が手前に傾いていました。
木材のカットが正確ではなかったのか、ネジの締めすぎか、木材自体の歪みなのか…。
気が向いたら扉を組み直してみようと思いつつも。そもそも原因がわからないので、直しようがないと、半ば諦めていました。
原因がわからないからというよりも、単に面倒で…。
超強力磁石のストッパーが思いのほか上手くいったので、気を良くして、歪みも補正しました。
原因と対処
当初、組み直そうかと考えていましたが、柱から扉を外しただけで汗だくで、やる気が失せました。
そもそも、歪みの原因がわからないので、一か八か…ちからわざで、ぐいぐい!
完全ではありませんが、以前と比較するとかなり歪みが減りました。
今思えば、日曜大工初心者なのに、よく作る気になったものだと思います。
「ただいまー!」と玄関のドアを開けても、猫は出迎えてなんてくれやしないのに…
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