我が家の猫・大好きなブラッシングと大嫌いなシャンプー
人間の我儘ですが、猫の抜け毛が手や服に付いたり、部屋の中に舞っていることが嫌です。そして、猫が毛づくろいをしながら抜け毛を飲み込んでしまうことも気がかりです。
抜け毛対策のために、こまめにブラッシングをして、月に1度シャンプーをしています。
幸いにも我が家の猫はブラッシングが大好きで、ノミ取りコームやブラシを背中に当てただけで、ゴロゴロし始めます。途中で手を止めると、頭をぐいぐい押し付けて、続きを催促してきます。
猫が満足するまで続けなければなりません。
しかし、シャンプーは大嫌いです。爪をたてたり噛んだりすることはありませんが、悲しそうに鳴きます。
シャンプーは、完全に人間のエゴではないかと申し訳なく思うこともありますが、室内で一緒に暮らす上で、お互いに衛生的に暮らしたいので、猫に我慢をしてもらっています。
ブラッシング
週に1~2度、ノミ取りコームで梳かします。手で撫でながら毛が抜けると感じたら、ノミ取りコームを使います。ノミはいませんが、櫛の歯が細かく抜け毛を逃さないので手軽に使えます。
2週に1度くらいシリコン製のブラシでしっかりブラッシングします。気持ちいいくらい抜け毛がとれますが、周りにも毛が飛ぶので、猫も飼い主も床も、しっかり粘着カーペットクリーナーで掃除しなければなりません。
人間用のシャンプーブラシですが、柔らかく持ちやすいので気に入っています。猫も気持ちがいいようで気に入ってくれています。
シャンプー
月に1度、ノミ・ダニ・寄生虫の駆除薬を使う前にお風呂に入れて洗います。
猫は自分で毛づくろいをするので、シャンプーはあまり必要ないといいます。たしかに猫の体は匂いません。猫は濡れることを嫌うので、お風呂がストレスになることもあるといいます。
しかし、シャンプーをしてから日が経つと、だんだんと毛がペタッとしてきます。
抜け毛の量も増えてくる気がします。
ちょうど薬を使うタイミングが月に1度なので、それに合わせてシャンプーをして、ブラッシングだけではとりきれない毛の間に埋もれたり絡まっている抜け毛を洗い流しています。
一方的な人間の都合でお風呂に入れるので、せめて短時間で終わるように心がけています。
我が家の猫のお風呂の流儀
とにかく短時間で終わらせることと、シャンプーをしっかり洗い流すために、我が家では浴槽を使っています。
配管が詰まらないように、抜け毛を始末する必要がありますが、湯量が多くとても洗いやすいです。
はじめに部屋を十分に暖めて、浴槽に36℃のお湯を浅めにためておきます。
猫を浴槽に入れて毛をお湯に馴染ませてから、洗い場に出してペット用のシャンプーで洗います。そのまま浴槽に戻して泡を落としてから、洗い場に出してシャワーで流します。
脱衣所でタオル2枚を使って、体を良く拭きます。
ここまでが飼い主の仕事で、次はバスタオルを持って待機している家族に引き渡されます。
体を拭いた後は、暖めてある部屋に放して自然乾燥します。
ドライヤーを使ったほうが短時間で乾きますが、ドライヤーの音に怯えて、お風呂以上に嫌がるので仕方なく自然乾燥にしています。
お風呂上りは、しょぼくれた猫が丹念に毛づくろいをしています。20~30分ほどで乾いて、生まれ変わったようなふわふわの猫ができあがります。
手触りが良すぎて、いつも以上にしつこく抱いたり撫でたりするので、猫はお風呂が嫌いなのかもしれません。
抜け毛と毛玉
シャンプーの後は、いままで絡んでいた抜け毛がとれやすくなっているため、いつも以上に念入りにブラッシングします。
大嫌なシャンプーで機嫌を損ねてしまっても、いつもより長く大好きなブラッシングをしてもらえるので、プラスマイナスゼロになっているようです。
ブラッシングとシャンプーの効果なのか、我が家の猫の体質なのかはわかりませんが、毛玉を吐くことがありません。吐くという行為自体、1年に1~2度しかありません。
たまに排泄物に抜け毛が混じっていることがありますが、大きな毛玉が出てくることはありません。
健康診断で内臓を触診してもらって問題がないので、お腹の中に毛玉をためこんでいることもなさそうです。毛玉をためこんでいるのは飼い主のほうです。