DIYクラフト・新しいおもちゃとリメイクおもちゃ
猫用のおもちゃは、猫に遊んでもらいたい人間のためのおもちゃです。
最初は夢中になって遊んでも、猫は割とすぐ飽きます。飼い主も飽きます。
そして、お互いに忘れたころに、また同じおもちゃで遊びます。
これ以上、新しいおもちゃを増やさないようにしていますが、また家族が新しいおもちゃを買ってきました。
新しいおもちゃ
ピアノ線に、数個の短い紙紐を刺しただけのシンプルなおもちゃです。
Cat Dancer Products, INC. というアメリカのメーカーのキャットダンサー(Cat Dancer)という名前のおもちゃで、見た目と商品名にギャップがありすぎです。
我が家の猫は慎重派なので、新しいおもちゃは、まず初めに遠くから眺め、近寄って臭いを嗅ぎ、前脚でチョンチョンと少し触って…と、やる気スイッチが入るまでに少し時間がかかります。
しかし、今回は違いました。
おもちゃをパッケージから取り出した途端に、いきなりやる気スイッチが入りました。
全力で駆けてきて、捕えようと飛び掛かってきます。
これまでにない食いつき方で、まさに肉食獣といった勢いです。
シンプルな見た目と作りに反して、猫の異様な食いつきっぷりが凄くて、ちょっと焦りました。
猫が捕えようとすると、ピアノ線が適度にしなって紙紐がくるくる回って、捕れそうで捕れないのが楽しいようです。
人間が面白そうだと思うおもちゃと、猫が面白いと思うおもちゃが、こうも違うとは…。
しかし、今までに見たことがない我が家の猫の動きに、家族全員で大爆笑でした。
こんなにアクティブな猫だったとは…。
リメイクおもちゃ
新しいおもちゃは、ピアノ線がしなる動きが猫の興味を引くようです。
そういえば、大好きなプラスチック製のアングルの切れ端も動きが似ています。
ひょっとすると、まったく興味を示さない猫まきびしも、動きがあれば遊ぶかもしれないと思い、リメイクすることにしました。
家にピアノ線があったので、ちょっと細いのですが、試しにそれを使ってみることにしました。
針金ハンガーを伸ばして、プラスチック粘土を付けて持ち手にします。
ピアノ線は端を丸めます。
100均で300円だった丸ヤットコを使っています。なくてもいいけど、あるとなかなか便利です。
猫まきびしは、強く引っ張れば外れるように、ピアノ線をぐるっと絡めるだけにします。
針金ハンガーの端に、猫まきびしを付けたピアノ線を巻き付けます。
できあがった途端にやってきました。猫まきびしに興味深々です。
いままで見向きもしなかったくせに…。
試しにちょっと持ち上げてみると、肉食獣に早変わり!
とにかく、追う!跳びつく!ハンターです!
獲物は、元気に動く=新鮮ということを本能で知っているのでしょうか。
ついでに、紐を噛み千切ってしまったねずみのおもちゃも、ピアノ線に付け替えてみたところ、紐の時よりも活発に遊ぶようになりました。
獲物そのものより、獲物の動きが重要なようです。